- ホーム
- Home
2010年02月01日 01:09
聖なる馬鹿に捧げる駄文。企画
↑の前夜編的な文。
この後のクラウドが誰のところに行くかは…
さて誰になるんでしょうか?^^
では、どうぞ。
***
愛しています。
とても残酷な言葉?
それとも…
大嫌い
大好き
…一体何が言いたいんだ?って自分でも思う。
あ、…愛しています…のたった数文字が言えなくて、何かもう色々無理で、
何でこんなに悩んでいるのか、意味が分かんなくて…なんかだんだん虚しくなってきたりしちゃったりして…
年甲斐も無く、うじうじと悩んでさ…馬鹿か?
いや、まあ…相当重症かもしれないと言う自覚はあるわけで…
……て、何言ってるんだ?
あ、あれ…悩んで…いたんだけど…一体何に悩んでいたんだっけ?
あ、
う………
「………はあ、」
馬鹿馬鹿しくなってきたのか、クラウドは空を行き来しふわふわと動かしていた手を握り、収めた。
悩むその顔を見て、仲間である者達は何かしようとは思うものの、その悩ましいほどの顔(かんばせ)に何も言うことが出来ないと言った方が正しかった。
丁度団欒の時間を過ごしていたので皆楽な格好をしているのが反って駄目だった。
鎧を身に着けていないとはいえ、彼女も戦士の端くれ。平均よりは体格は良い。
そして本人は否定し続けるが、かなり豊満な体付きをしている。正直に言えば男性陣が目のやりばに困るほど。(そうは言っても、ただ単に女性が少ない所為もあるのかもしれない…)
モグリーはそんな彼らの光景を見ては呆れる様に一声鳴くほどだった。
「………。」
そんな皆を悩ませているとは露知らず、クラウドは口を開け何かを言おうとしては閉じ何かを言い淀んでいた。
細い柳眉は悩み歪み、長い睫毛は瞬く度に雫を湛えるように輝き、無表情に凍っていた顔はいまは増様にコロコロと変わり、白く桃色に照る頬はより一層色濃く染まるほどに美しかった。
そんな彼女の様を見、ある者は盗み見、またある者は喉を鳴らしては、ほとんどの者が食い入るように見ていた。
そんなある日のひととき
見たことが無いほどに悩む彼女がついに意を決し、その願う言葉を言えたのはそう遠くない日であったそうな…
愛しています。そのたった8文字
end?
そんな感じです。
↑の前夜編的な文。
この後のクラウドが誰のところに行くかは…
さて誰になるんでしょうか?^^
では、どうぞ。
***
愛しています。
とても残酷な言葉?
それとも…
大嫌い
大好き
…一体何が言いたいんだ?って自分でも思う。
あ、…愛しています…のたった数文字が言えなくて、何かもう色々無理で、
何でこんなに悩んでいるのか、意味が分かんなくて…なんかだんだん虚しくなってきたりしちゃったりして…
年甲斐も無く、うじうじと悩んでさ…馬鹿か?
いや、まあ…相当重症かもしれないと言う自覚はあるわけで…
……て、何言ってるんだ?
あ、あれ…悩んで…いたんだけど…一体何に悩んでいたんだっけ?
あ、
う………
「………はあ、」
馬鹿馬鹿しくなってきたのか、クラウドは空を行き来しふわふわと動かしていた手を握り、収めた。
悩むその顔を見て、仲間である者達は何かしようとは思うものの、その悩ましいほどの顔(かんばせ)に何も言うことが出来ないと言った方が正しかった。
丁度団欒の時間を過ごしていたので皆楽な格好をしているのが反って駄目だった。
鎧を身に着けていないとはいえ、彼女も戦士の端くれ。平均よりは体格は良い。
そして本人は否定し続けるが、かなり豊満な体付きをしている。正直に言えば男性陣が目のやりばに困るほど。(そうは言っても、ただ単に女性が少ない所為もあるのかもしれない…)
モグリーはそんな彼らの光景を見ては呆れる様に一声鳴くほどだった。
「………。」
そんな皆を悩ませているとは露知らず、クラウドは口を開け何かを言おうとしては閉じ何かを言い淀んでいた。
細い柳眉は悩み歪み、長い睫毛は瞬く度に雫を湛えるように輝き、無表情に凍っていた顔はいまは増様にコロコロと変わり、白く桃色に照る頬はより一層色濃く染まるほどに美しかった。
そんな彼女の様を見、ある者は盗み見、またある者は喉を鳴らしては、ほとんどの者が食い入るように見ていた。
そんなある日のひととき
見たことが無いほどに悩む彼女がついに意を決し、その願う言葉を言えたのはそう遠くない日であったそうな…
愛しています。そのたった8文字
end?
そんな感じです。
- コメントをする・見る
- Comments(0)
- トラックバックをする・見る
- Trackbacks(0)
- カテゴリー
- 総受け
2009年10月01日 22:43
雑多のような、総受けのような…謎。
??クラみたいな感じの文です。
相手はご自由に、な感じ。多分。
やっぱりコッチも図書館で籠っていたら出てきた。
学校の図書館には何か居るな。きっと。(笑)
では、おkな方はどうぞ。
***
最初は頬に触れる親愛のキス
次は悪夢を忘れようと傍に寄って抱き寄せられて、気が付けば唇が触れていた。
その次は、ぼんやりとただ仲間に知られない様に、理性に縋り付く様に
ゆっくりと、触れ合ったのだ。
惜しむような愛情で
好き、だとは告げられた。
愛している、とも囁かれた。
その精一杯の愛情に、自分は何か返せているだろうか。時折、ではない此処最近は頻繁に、しょっちゅうそのことばかり考えてしまっている。
初恋を知らない処女じゃあるまいに、一体どうしたことか。
こんなこと考えている暇があったらもっと別の、何かしら有効なことに使うべきだと頭の片隅で悔いるものの、実際頭の中を占めるのはある人物に対することだけで、それ以外はすり抜けてしまうような状態だった。
恋する乙女の物思いほど、難解なものは無い。
普段は自分が女であることを突っ撥ねているクラウディアさえ、最早戦士でいられることが難しい。
こんなにも注意力が散漫となっている己に何度も喝を入れてみるものの効果は全く無く。よくもこんな精神状態で怪我をしないものだと、こんな時にソルジャーの力に感心してしまう。
情け無いにも程がある。
不意に泣きたくなるものを、ぐっと堪えてしまうのは彼女の強さでもあり、短所でもある。
その感情の起伏を表面に出さないものの、完璧彼女の意中の男には筒抜けで、普段は頼り甲斐が無いくせに、こんな時だけしっかりしているなんてズルイ。そして死ぬほど恥ずかしい。
だからこそ、彼のことが好きなのに中々素直に伝えられなくて、言おうと口を開くのに出ていくのは呼気ばかりで、普段みたいに冷静に居られればいいのに、突然転んでしまった子供のように心臓ばかりが騒いで、触れ合った箇所が血を流したように熱くなって、兎に角もう普通でいられなくなるのだ。
そっと傍にいれば落ち着いて、言えるかなと、彼の顔を伺い見るのだが……何故かそんな時に限って視線は変な風に合ってしまう。
最悪のような偶然が、不幸なほど重なって伝えたいことが沢山あるはずなのに伝えられなくて、どうしようもなく歯がゆかった。
彼が自分に触れることを嫌っている訳じゃない。黙って身を委ねるのは同意の合図。
なのに、
なのにだ、
一応、歳は世間で言う大人だ。大人であるはずだ。
なのにこうも初心だなんて、正直今になってあの失われた、魔晄漬けにされた日々が惜しい。
年頃の、儚い青春の日々があんなだなんてしょっぱ過ぎる。
後悔よりも、虚しさが勝る。
例え兵職に就いたとしても浮いた話が全く無かったことは今更ながら、正直引く。もっと人生楽しんでも良かったのではなかろうか。
だが、無駄に変な男に引っ掛からなかった分、たった一人の男に出逢えた意味は大きい。大きいのに…
……嗚呼、別に
愛を惜しんでいるつもりじゃないんだ!!!
お前のことは、大好きだ!愛している!!!
…なのになぁ……
伝えられたらと悶々と悩む彼女の傍らで、恋人は幸せそうに笑っていたそうな。
彼女の愛は間違い無く意中の男に伝わっている。伝わっているのだが…
嗚呼、憐れ
彼女はまだ気付かなかった。
それは彼女の魅力であり、短所でもある。
惜しむような愛情で end
口下手クラ子さん。
相手はご自由に
一応年上だったり、人生経験は長かったりするのに相手には敵わない辺りが◎
管理人的に
◎→フリオニール
○→スコール
▲→ジタンとか…
注→セシル(笑)
??クラみたいな感じの文です。
相手はご自由に、な感じ。多分。
やっぱりコッチも図書館で籠っていたら出てきた。
学校の図書館には何か居るな。きっと。(笑)
では、おkな方はどうぞ。
***
最初は頬に触れる親愛のキス
次は悪夢を忘れようと傍に寄って抱き寄せられて、気が付けば唇が触れていた。
その次は、ぼんやりとただ仲間に知られない様に、理性に縋り付く様に
ゆっくりと、触れ合ったのだ。
惜しむような愛情で
好き、だとは告げられた。
愛している、とも囁かれた。
その精一杯の愛情に、自分は何か返せているだろうか。時折、ではない此処最近は頻繁に、しょっちゅうそのことばかり考えてしまっている。
初恋を知らない処女じゃあるまいに、一体どうしたことか。
こんなこと考えている暇があったらもっと別の、何かしら有効なことに使うべきだと頭の片隅で悔いるものの、実際頭の中を占めるのはある人物に対することだけで、それ以外はすり抜けてしまうような状態だった。
恋する乙女の物思いほど、難解なものは無い。
普段は自分が女であることを突っ撥ねているクラウディアさえ、最早戦士でいられることが難しい。
こんなにも注意力が散漫となっている己に何度も喝を入れてみるものの効果は全く無く。よくもこんな精神状態で怪我をしないものだと、こんな時にソルジャーの力に感心してしまう。
情け無いにも程がある。
不意に泣きたくなるものを、ぐっと堪えてしまうのは彼女の強さでもあり、短所でもある。
その感情の起伏を表面に出さないものの、完璧彼女の意中の男には筒抜けで、普段は頼り甲斐が無いくせに、こんな時だけしっかりしているなんてズルイ。そして死ぬほど恥ずかしい。
だからこそ、彼のことが好きなのに中々素直に伝えられなくて、言おうと口を開くのに出ていくのは呼気ばかりで、普段みたいに冷静に居られればいいのに、突然転んでしまった子供のように心臓ばかりが騒いで、触れ合った箇所が血を流したように熱くなって、兎に角もう普通でいられなくなるのだ。
そっと傍にいれば落ち着いて、言えるかなと、彼の顔を伺い見るのだが……何故かそんな時に限って視線は変な風に合ってしまう。
最悪のような偶然が、不幸なほど重なって伝えたいことが沢山あるはずなのに伝えられなくて、どうしようもなく歯がゆかった。
彼が自分に触れることを嫌っている訳じゃない。黙って身を委ねるのは同意の合図。
なのに、
なのにだ、
一応、歳は世間で言う大人だ。大人であるはずだ。
なのにこうも初心だなんて、正直今になってあの失われた、魔晄漬けにされた日々が惜しい。
年頃の、儚い青春の日々があんなだなんてしょっぱ過ぎる。
後悔よりも、虚しさが勝る。
例え兵職に就いたとしても浮いた話が全く無かったことは今更ながら、正直引く。もっと人生楽しんでも良かったのではなかろうか。
だが、無駄に変な男に引っ掛からなかった分、たった一人の男に出逢えた意味は大きい。大きいのに…
……嗚呼、別に
愛を惜しんでいるつもりじゃないんだ!!!
お前のことは、大好きだ!愛している!!!
…なのになぁ……
伝えられたらと悶々と悩む彼女の傍らで、恋人は幸せそうに笑っていたそうな。
彼女の愛は間違い無く意中の男に伝わっている。伝わっているのだが…
嗚呼、憐れ
彼女はまだ気付かなかった。
それは彼女の魅力であり、短所でもある。
惜しむような愛情で end
口下手クラ子さん。
相手はご自由に
一応年上だったり、人生経験は長かったりするのに相手には敵わない辺りが◎
管理人的に
◎→フリオニール
○→スコール
▲→ジタンとか…
注→セシル(笑)
- コメントをする・見る
- Comments(0)
- トラックバックをする・見る
- Trackbacks(0)
- カテゴリー
- 総受け
2009年08月11日 07:30
題意:誕生。
つまり、クラ誕。
FC2の予約投稿機能って、便利だ。
祝えないから、書く予定は無かったのですが、友人からの手紙でクラ誕文を頂いたので触発された(単純)
あんな素敵な文有難う!友人A!てか、沙維殿ー!
送った本人は4×7は相当しんどかった、楽しんで頂けたのなら幸いです。
では、おkな猛者様はどうぞ。
***
おめでとう。
それは一体誰の声?
Be born
自分が生まれた日を愛しいと思ったのは、優しい母の掌が存在していたあの小さき日々。
優しい友人が、傍に居てくれた瞬間。
自分のことを記憶してくれる同郷の友が迎えてくれた時。
それは全部、過ぎ去った刹那。
全部、引き裂かれた様な痛みしか憶えていられなかったのはどうしてだろう。
白い世界
何も無い景色を臨んで、何も考えられなかった。
大切な日は、今日だった。
そんな気がした。
それは自分だけの大切で、勝手なものだ。
自己の価値観だけで済ませるには小さな問題。
見えない思い出に柄にも無く浸って、ずっと色の無い空を見上げていた。
……クラウド。
不意に背後から遠慮がちに呼ばれる声にゆっくりと振り返る。
嫌いな声じゃない、だけど好きでもない。どちらでもない。
感情が隆起し、胸が時めくはずもない。
だが、私は振り返った。
特に他にすることが無いから。
そういう理由にしてくれ。
別に声を荒げずに振り返る、何か用?と問いたげな瞳の色で彼を見る。
そこに居たのは予想通りの人物だった。
気弱な青年は恥ずかしいのか、頬を染めて顔を逸らした。
それはお前の取る様な態度じゃないだろう、乙女がすることだ、乙女の。
呆れながら立ち上がり、傍に立ち寄ると、彼の背後から嬉しそうな表情をした子供が飛び出した。少女と少年は仲良く手を握り笑っていた。
クラウド。
彼らは嬉しそうに私の名を呼んだ。
何だ?と出来る限り優しく努めて問い掛ける。
少女達は何も言わずに私の手を取った。
そんな少女達に連れて行かれ、少々戸惑う私を見て困ったように青年は笑って背を押した。
行けば分かるさ。そう言って青年は躓くように歩く私を支えた。
クラウド。
そう言って、招かれた入口に佇む青年は恥ずかしそうに一言零して去っていった。
立ち去る代わりに彼は一欠片の宝石を渡していった。
クラウド。
今度は飛び出すように背後から少年達が走って来た。
何が嬉しいのか理解出来ないが、嬉しそうに笑って少年達は頑張ったんだ。そう言って花冠を投げるように渡していった。
彼らは笑いながら何処かへと走り去った。と言ってもただ少年、少女が導く先へと消えただけなのだが。
次に表れたのは何時も無表情の勇者。
立派な鎧をそのままに、何時も握っているはずの剣と盾を置き去って代わりに持っていたのは柔らかな砂を小瓶に入れて渡してきた。
クラウド。
そう、優しく微笑んで
彼と入れ替わるように優しい騎士が現れ、頭に不格好に掛かったままの花冠を直しそこに何かを付け足すと、綺麗だ。そう言った気がして、不思議に思い見上げると騎士は
クラウド。
そう言って、音にならない言葉を一つ零して去っていった。
道を開けられ、導かれた先に在るのは白亜の椅子。
そっと座らされて皆が囲むように立ち、何処からか竪琴の音が聴こえた。
その方を見れば、普段ふざけている表情を隠して笑う旅人がいた。
身軽な旅装を脱ぎ去り、代わりに身に纏うは美しい大陸様の装い。風に簡単に靡くまるで詩人のような格好をして、彼は謳う。
クラウド。
そう優しさを秘めた瞳でそう囁いて。
光りが見えた。
花が咲いた。
笑顔が見えた。
あの頃の、触れることの出来ない記憶が今もう一度蘇ったように目の前に広がった。
幸せな、あの遠き日々。
花弁の雨が降る。
優しい名前の雨が降る。
優しい、優しい雨だ
視界が開けた先に皆は揃って立ち上がり、口を揃えてこう言った。
『おめでとう。』
Be born end
クラ誕。何歳になったのかは伏せておく。
彼女は、泣くのだろうか?
つまり、クラ誕。
FC2の予約投稿機能って、便利だ。
祝えないから、書く予定は無かったのですが、友人からの手紙でクラ誕文を頂いたので触発された(単純)
あんな素敵な文有難う!友人A!てか、沙維殿ー!
送った本人は4×7は相当しんどかった、楽しんで頂けたのなら幸いです。
では、おkな猛者様はどうぞ。
***
おめでとう。
それは一体誰の声?
Be born
自分が生まれた日を愛しいと思ったのは、優しい母の掌が存在していたあの小さき日々。
優しい友人が、傍に居てくれた瞬間。
自分のことを記憶してくれる同郷の友が迎えてくれた時。
それは全部、過ぎ去った刹那。
全部、引き裂かれた様な痛みしか憶えていられなかったのはどうしてだろう。
白い世界
何も無い景色を臨んで、何も考えられなかった。
大切な日は、今日だった。
そんな気がした。
それは自分だけの大切で、勝手なものだ。
自己の価値観だけで済ませるには小さな問題。
見えない思い出に柄にも無く浸って、ずっと色の無い空を見上げていた。
……クラウド。
不意に背後から遠慮がちに呼ばれる声にゆっくりと振り返る。
嫌いな声じゃない、だけど好きでもない。どちらでもない。
感情が隆起し、胸が時めくはずもない。
だが、私は振り返った。
特に他にすることが無いから。
そういう理由にしてくれ。
別に声を荒げずに振り返る、何か用?と問いたげな瞳の色で彼を見る。
そこに居たのは予想通りの人物だった。
気弱な青年は恥ずかしいのか、頬を染めて顔を逸らした。
それはお前の取る様な態度じゃないだろう、乙女がすることだ、乙女の。
呆れながら立ち上がり、傍に立ち寄ると、彼の背後から嬉しそうな表情をした子供が飛び出した。少女と少年は仲良く手を握り笑っていた。
クラウド。
彼らは嬉しそうに私の名を呼んだ。
何だ?と出来る限り優しく努めて問い掛ける。
少女達は何も言わずに私の手を取った。
そんな少女達に連れて行かれ、少々戸惑う私を見て困ったように青年は笑って背を押した。
行けば分かるさ。そう言って青年は躓くように歩く私を支えた。
クラウド。
そう言って、招かれた入口に佇む青年は恥ずかしそうに一言零して去っていった。
立ち去る代わりに彼は一欠片の宝石を渡していった。
クラウド。
今度は飛び出すように背後から少年達が走って来た。
何が嬉しいのか理解出来ないが、嬉しそうに笑って少年達は頑張ったんだ。そう言って花冠を投げるように渡していった。
彼らは笑いながら何処かへと走り去った。と言ってもただ少年、少女が導く先へと消えただけなのだが。
次に表れたのは何時も無表情の勇者。
立派な鎧をそのままに、何時も握っているはずの剣と盾を置き去って代わりに持っていたのは柔らかな砂を小瓶に入れて渡してきた。
クラウド。
そう、優しく微笑んで
彼と入れ替わるように優しい騎士が現れ、頭に不格好に掛かったままの花冠を直しそこに何かを付け足すと、綺麗だ。そう言った気がして、不思議に思い見上げると騎士は
クラウド。
そう言って、音にならない言葉を一つ零して去っていった。
道を開けられ、導かれた先に在るのは白亜の椅子。
そっと座らされて皆が囲むように立ち、何処からか竪琴の音が聴こえた。
その方を見れば、普段ふざけている表情を隠して笑う旅人がいた。
身軽な旅装を脱ぎ去り、代わりに身に纏うは美しい大陸様の装い。風に簡単に靡くまるで詩人のような格好をして、彼は謳う。
クラウド。
そう優しさを秘めた瞳でそう囁いて。
光りが見えた。
花が咲いた。
笑顔が見えた。
あの頃の、触れることの出来ない記憶が今もう一度蘇ったように目の前に広がった。
幸せな、あの遠き日々。
花弁の雨が降る。
優しい名前の雨が降る。
優しい、優しい雨だ
視界が開けた先に皆は揃って立ち上がり、口を揃えてこう言った。
『おめでとう。』
Be born end
クラ誕。何歳になったのかは伏せておく。
彼女は、泣くのだろうか?
- コメントをする・見る
- Comments(0)
- トラックバックをする・見る
- Trackbacks(0)
- カテゴリー
- 総受け
2009年05月19日 01:02
USBメモリの中に今まで考えた駄文・・・やっと日の光らしきものを浴びれる・・・泣
さあさあ、眠いけどはっちゃえ!
家族みんなが白い目で見てるぞ!!!
だけどもういい・・・もういいんだ。
夜中のテンションは本当にすごい。
とりあえず、クラちゃん総受け。
***
コスモスの戦士10人
彼らは時々喧嘩をしながらも、何時も仲良く互いを信頼していた。
とても皆の関係は良好で、そこには何の壁も無かった。
その最良の関係が破綻をきたし、在りもしない方向に変ってしまった。
それはある事件がおきてからだった……
Fantasy!
その日も何時も通りにみんなで拠点を決めて各々イミテーション相手に修行したり、素材集めをしている時だった。
何時も通りの時間、何時も通りの日。
なのに突然災厄はやって来た。
舞い落ちる黒い羽根と共にそいつはやって来た。
「仲良くやっているようだな…。」
「…セフィロス!!!」
不敵に笑い降臨する堕天使。
剣というには破格のそれを簡単に持っては地に降りた。
空かさず戦士達は各々の武器を構え、身構える。
その中でもやはり、カオスの戦士であるセフィロスと対となっているコスモスの戦士のクラウドは誰よりも彼を睨み、剣を握る手を強めた。
「何の用だ?」
何にせよ切る気は満々なので剣を握る手はそのままに問う。
問う必要は有りもしないが、周りのことも考えなければいけない。
「いつまでそちら側にいられるのだ?」
「何が言いたい……!」
構えられた剣に動じもせずに変らず不敵な笑みをうかべたまま、セフィロスはクラウドに歩み寄る。
ゆっくり、一歩一歩。
「寄るなっ!!!」
セフィロスが近付くにつれ、戦士達の緊張は高まり空気が凍てついた。
「仲間に手出しはさせんっ!!!」
フリオニールの矢が声と共にセフィロスの足元に撃たれる。
それでも彼は止まらない。寧ろその笑みは深くなった。
「仲間?……それが偽りの情だとしてもか。」
「何が言いたいっ…!」
「お前は理解っているだろう?…その偽りを。」
「…っ!?」
「クラウド…?」
意味有りげなセフィロスの笑みとクラウドの動揺が他の戦士達にも動揺をうつした。
皆が彼を見るが、それらの視線から逃れるようにクラウドはただセフィロスを見た。その瞳はより憎悪に満ちていた。
「戻ってこい、お前は所詮私の人形なのだから。」
「黙れぇっ!!!」
信じられないような速さでクラウドはセフィロスに斬りかかるが難なく受け止め、変らない涼やかな瞳で嘲笑う。
「俺はあんたの人形なんかじゃないっ!!!」
「違わないさ。」
連なる剣戟。
その速さと敵からもたらされた言葉に仲間は戸惑って動けず、助けられずにいた。
「その言葉遣いはやめないか?」
「あんたに指図されるいわれはないっ!」
変らない笑み。苦渋は増すばかり。
空に浮いても、剣戟は止まらない。
「偽りの人形が…。」
「黙れぇっ!!!」
更なる力を込めて剣を振り落とす。
「可哀想な娘だ……。」
「………っ!」
その一言でクラウドの動きが止まったのを白い大地より仲間は見ていた。
彼の告げたその一言は、空にいた可哀想な子供にしか響かなかった。
「偽りと共に散るがいい。」
煌めく剣戟をどうして避けられようか?
輝きを現わさしては消える、そんな強く悲しい刃を受けて
剣士は地へと堕ちた。飛べるような翼はその者には無かった。
一体何処から落ちてくるのか、剣士と共に花弁かと見惑う白布が千々になり剣士を包む。
地に堕ちる剣士。
剣士を殺そうと太刀と共に堕ちてくる堕天使。
仲間の為に地にいた者達は動く。
ある者は堕ちてくる堕天使に武器を構え。
ある者は剣士を受け止めようと天を仰ぐ者。
ある者は神に祈り。
またある者は癒しの呪を唱えた。
重い金属のぶつかる音が静寂を壊す。
「目障りだ。それともまだ偽りに気付かないのか?」
攻める剣の手を緩めず、セフィロスは問う。
「偽りでも何でも、クラウドは俺達の仲間っす!」
「偽りなんてどうせアンタの空言だろ?」
「あいつには、あいつなりの理由がある。」
「カオスの奴の言う事なんて、僕達が聞く訳ない!」
「俺達の仲間を馬鹿にするなっ!」
「偽りは貴方が創ったものかもしれない。」
「クラウドは……仲間は守るっ!」
「お前の下らない偽りに騙されるもんか!」
仲間は皆澱みなく答える、彼らが思うそれぞれの正解を。
地に落ちた剣士は仲間の腕の中で眠り、その眉は苦しげに寄せられて目覚める気配が無かった。
「偽りなどと言うものは私達のなかに存在せん。」
セフィロスの剣を受けたままライトは答える。
彼の背後にいるバッツの腕の中にいるクラウドを一瞥し剣と盾を握るてを強め、畳み掛けようとする。
……が、
「果たして、そうかな?」
ニヤリと笑って、セフィロスは消えた。数枚の黒羽を残して。
彼の消えた先を見る。
仲間達は悔しそうな表情をしていたが、そんなことよりも大切な仲間の無事を確認すべく、バッツの元へ集まった。
「………んぅ…。」
苦しげに寄せられた眉が動き、鮮やかな蒼が現われ、仲間は安堵の息を吐く。
「クラウド…!」
それは一体誰の口から出たものか、ただ仲間達は剣士の無事を喜んだ。
そして、剣士は仲間の腕の中から起き上がる。
その時、何時も堅く結わえられている紐が音も無く散り、見事な金糸を魅せた。
「……ごめんなさい。」
謝りの言葉と共に現われたのは、美しい金髪の乙女だった…。
仲間のあまりの変りように皆しばらく茫然とするしかなかった。
そしてその時から、彼らの関係は変ってしまったのだ
最良の関係から、何故か欲望渦巻く争いの関係に…
それは神の悪戯と言うにはあまりにも酷過ぎる。
Fantasy! End
はい、何とも言えないクラちゃん総受け。爆
セヒは一体何がしたかったのだろう……?
何ともいえん微妙な話でした~逃!
さあさあ、眠いけどはっちゃえ!
家族みんなが白い目で見てるぞ!!!
だけどもういい・・・もういいんだ。
夜中のテンションは本当にすごい。
とりあえず、クラちゃん総受け。
***
コスモスの戦士10人
彼らは時々喧嘩をしながらも、何時も仲良く互いを信頼していた。
とても皆の関係は良好で、そこには何の壁も無かった。
その最良の関係が破綻をきたし、在りもしない方向に変ってしまった。
それはある事件がおきてからだった……
Fantasy!
その日も何時も通りにみんなで拠点を決めて各々イミテーション相手に修行したり、素材集めをしている時だった。
何時も通りの時間、何時も通りの日。
なのに突然災厄はやって来た。
舞い落ちる黒い羽根と共にそいつはやって来た。
「仲良くやっているようだな…。」
「…セフィロス!!!」
不敵に笑い降臨する堕天使。
剣というには破格のそれを簡単に持っては地に降りた。
空かさず戦士達は各々の武器を構え、身構える。
その中でもやはり、カオスの戦士であるセフィロスと対となっているコスモスの戦士のクラウドは誰よりも彼を睨み、剣を握る手を強めた。
「何の用だ?」
何にせよ切る気は満々なので剣を握る手はそのままに問う。
問う必要は有りもしないが、周りのことも考えなければいけない。
「いつまでそちら側にいられるのだ?」
「何が言いたい……!」
構えられた剣に動じもせずに変らず不敵な笑みをうかべたまま、セフィロスはクラウドに歩み寄る。
ゆっくり、一歩一歩。
「寄るなっ!!!」
セフィロスが近付くにつれ、戦士達の緊張は高まり空気が凍てついた。
「仲間に手出しはさせんっ!!!」
フリオニールの矢が声と共にセフィロスの足元に撃たれる。
それでも彼は止まらない。寧ろその笑みは深くなった。
「仲間?……それが偽りの情だとしてもか。」
「何が言いたいっ…!」
「お前は理解っているだろう?…その偽りを。」
「…っ!?」
「クラウド…?」
意味有りげなセフィロスの笑みとクラウドの動揺が他の戦士達にも動揺をうつした。
皆が彼を見るが、それらの視線から逃れるようにクラウドはただセフィロスを見た。その瞳はより憎悪に満ちていた。
「戻ってこい、お前は所詮私の人形なのだから。」
「黙れぇっ!!!」
信じられないような速さでクラウドはセフィロスに斬りかかるが難なく受け止め、変らない涼やかな瞳で嘲笑う。
「俺はあんたの人形なんかじゃないっ!!!」
「違わないさ。」
連なる剣戟。
その速さと敵からもたらされた言葉に仲間は戸惑って動けず、助けられずにいた。
「その言葉遣いはやめないか?」
「あんたに指図されるいわれはないっ!」
変らない笑み。苦渋は増すばかり。
空に浮いても、剣戟は止まらない。
「偽りの人形が…。」
「黙れぇっ!!!」
更なる力を込めて剣を振り落とす。
「可哀想な娘だ……。」
「………っ!」
その一言でクラウドの動きが止まったのを白い大地より仲間は見ていた。
彼の告げたその一言は、空にいた可哀想な子供にしか響かなかった。
「偽りと共に散るがいい。」
煌めく剣戟をどうして避けられようか?
輝きを現わさしては消える、そんな強く悲しい刃を受けて
剣士は地へと堕ちた。飛べるような翼はその者には無かった。
一体何処から落ちてくるのか、剣士と共に花弁かと見惑う白布が千々になり剣士を包む。
地に堕ちる剣士。
剣士を殺そうと太刀と共に堕ちてくる堕天使。
仲間の為に地にいた者達は動く。
ある者は堕ちてくる堕天使に武器を構え。
ある者は剣士を受け止めようと天を仰ぐ者。
ある者は神に祈り。
またある者は癒しの呪を唱えた。
重い金属のぶつかる音が静寂を壊す。
「目障りだ。それともまだ偽りに気付かないのか?」
攻める剣の手を緩めず、セフィロスは問う。
「偽りでも何でも、クラウドは俺達の仲間っす!」
「偽りなんてどうせアンタの空言だろ?」
「あいつには、あいつなりの理由がある。」
「カオスの奴の言う事なんて、僕達が聞く訳ない!」
「俺達の仲間を馬鹿にするなっ!」
「偽りは貴方が創ったものかもしれない。」
「クラウドは……仲間は守るっ!」
「お前の下らない偽りに騙されるもんか!」
仲間は皆澱みなく答える、彼らが思うそれぞれの正解を。
地に落ちた剣士は仲間の腕の中で眠り、その眉は苦しげに寄せられて目覚める気配が無かった。
「偽りなどと言うものは私達のなかに存在せん。」
セフィロスの剣を受けたままライトは答える。
彼の背後にいるバッツの腕の中にいるクラウドを一瞥し剣と盾を握るてを強め、畳み掛けようとする。
……が、
「果たして、そうかな?」
ニヤリと笑って、セフィロスは消えた。数枚の黒羽を残して。
彼の消えた先を見る。
仲間達は悔しそうな表情をしていたが、そんなことよりも大切な仲間の無事を確認すべく、バッツの元へ集まった。
「………んぅ…。」
苦しげに寄せられた眉が動き、鮮やかな蒼が現われ、仲間は安堵の息を吐く。
「クラウド…!」
それは一体誰の口から出たものか、ただ仲間達は剣士の無事を喜んだ。
そして、剣士は仲間の腕の中から起き上がる。
その時、何時も堅く結わえられている紐が音も無く散り、見事な金糸を魅せた。
「……ごめんなさい。」
謝りの言葉と共に現われたのは、美しい金髪の乙女だった…。
仲間のあまりの変りように皆しばらく茫然とするしかなかった。
そしてその時から、彼らの関係は変ってしまったのだ
最良の関係から、何故か欲望渦巻く争いの関係に…
それは神の悪戯と言うにはあまりにも酷過ぎる。
Fantasy! End
はい、何とも言えないクラちゃん総受け。爆
セヒは一体何がしたかったのだろう……?
何ともいえん微妙な話でした~逃!
- コメントをする・見る
- Comments(0)
- トラックバックをする・見る
- Trackbacks(0)
- カテゴリー
- 総受け
- ホーム
- Home
最新コメント